接客サービスの心がけ
カフェ(飲食店)で働くうえでかかせないもののひとつが接客サービスです。ここでは接客の基本的な事柄についてアドバイスします。
接客用語
接客業、サービス業には接客用語と呼ばれるものがあります。これらのフレーズの意味を理解して心をこめて発することが基本になります。
- いらっしゃいませ
- ありがとうございます
- かしこまりました
- 失礼いたします
- 少々お待ちください
- お待たせいたしました
- 申し訳ございません
言葉遣い、話し方に注意する
接客の際には言葉遣いに気をつける必要があります。普段、何気なく使っている言葉でもサービス業として、社会人としてふさわしくないものあります。
あいまいな表現は使用しない
「…って感じ」、「…みたい」、「けっこう」、「わりと」といったようなあいまいな表現は使用しないようにしましょう。特に普段口癖になってしまっている人は要注意です。
「とか」、「ほう」、「私的」といった表現
「とか」や「ほう」もついつい使ってしまう言葉ですが、ビジネスシーンではNGとされています。「清掃とかしましたか?」、「メニューのほうお持ちしました」、こういった表現はさけます。
また、「私的には……だと思います」といった表現もよくないとされます。こういう場合には、「私といたしましては…」と言います。
今どきの発音
意味もなく語尾を半音あげる、語尾を伸ばす、発音を省略する(「ありがとうございます」を「あざ〜す」と言う)。これもビジネスマンとしてふさわしくありません。特に接客業では接客用語をはっきりと発音することが重要になります。
スタッフの身だしなみについて
接客・サービス業、特に飲食店では身だしなみは大切です。
髪を清潔に保つ、爪を短く切る、靴をきれいに磨く、装飾品を身につけない、といった点に注意します。他にも男性であれば、ヒゲが伸びすぎていないか?女性であれば化粧は濃すぎないか、などの点にも気を配ります。
間違えやすい敬語
敬語を間違えることなく使うことは社会人として常識です。接客業ではお客さんを相手にするので、敬語の誤りはお客さんに不快な思いを与えてしまうことにもなります。ここでは間違って使用されやすい敬語の使い方を取り上げます。
アルバイトが店長に対して「ご苦労様です」
「ご苦労様」は目上のものから目下のものへ使う表現です。アルバイトが店長に対して挨拶する場合は「お疲れさまです」が適切です。
二重敬語
ひとつの単語を二重で敬語化することをいい、間違った表現とされています。
例えば、「お客様がお帰りになられました」は誤りです。正しくは「お客様がお帰りになりました」といいます。